• 2024/4/18 17:33

2022年スペインGP 全車の走行状態

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 本ページでは、クリアエアやダーティエアなど各車の走行状態とともに、各車のレースペースをグラフにまとめた。なお、タイヤについてはソフト=S、ミディアム=M、ハード=Hと表記した。またクリアエア部分は太字で記した。

 またスティント前半でダーティエアでも、途中からクリアエアになっており、かつ前半のダーティエア内でもタイヤを労われていて極端なペースダウンでもない場合、スティント全体をクリアエアのように扱ってよく、当サイトではその状態をオープンエンドクリアエアと定義している。

各ドライバーの使用タイヤはこちらのピレリ公式より

Fig.1 レッドブル勢のレースペース

フェルスタッペン
S古-M新-S古-M新の3ストップ。
序盤は3,4周目辺りからクリアエアと見て良いだろう。9周目にスピンしてラッセルの後方でダーティエアに。
第2スティントは終始ラッセルの後方でダーティエア。
第3スティントは31周目にボッタスを抜いた以外は基本的にクリアエア
第4スティントも基本的にクリアエア

ペレス
S古-M新-M新-S古の3ストップ。
第1スティントはラッセルの後方でダーティエアで進み、14周目にラッセルがボックス後クリアエアに
第2スティントはクリアエアで進み、25周目付近にはラッセル&フェルスタッペンに追いついてダーティエアに。31周目に交わしてクリアエアに。
第3スティントはクリアエア。49周目にフェルスタッペンに譲っている。

Fig.2 メルセデス勢のレースペース

ハミルトン
M新-S古-M新-S古の3ストップ。1周目ピットのため実質2ストップ。
実質的な第1スティントではクリアエア
第2スティントはウィリアムズの後ろで始まるが、すぐに交わし26周目からクリアエア。29周目にはベッテルに追いつくが、すぐに交わす。31周目にはリカルドに追いついているが、32周目から再びクリアエアに。
第3スティントは基本的にクリアエアで、51周目にオコンを交わし、54周目にはボッタス&サインツに追いつく。60周目にサインツをパスしてクリアエアに。終盤はトラブルでスロー走行に。

ラッセル
S古-M新-M新-S古の3ストップ。
第1スティントはクリアエア
第2スティントはクリアエアだが、フェルスタッペンに対するディフェンスで、23,24,27,28周目は本来のペースでは走れていない。また31周目にはペレスに交わされている。
第3スティントは終始クリアエア
第4スティントも基本的にクリアエア。53周目にボッタスに追いついてすぐに交わしている。終盤はトラブルでスロー走行に。

Fig.3 フェラーリ勢のレースペース

ルクレール
S新-M新の1ストップ。リタイア。
終始クリアエア

サインツ
S古-M新-M新-S古の3ストップ。7周目以降ダメージあり。
序盤はラッセル&ペレスの後方でダーティエア。7周目にコースオフして角田の後方に。
第2スティントは13周目にノリス、17周目にストロールに引っかかっているが、すぐに交わしてクリアエアを得ている。21周目にはオコンに追いつきダーティエア。24周目に交わしてクリアエアに。
第3スティントはクリアエアで進み、39周目以降をボッタスに追いついてダーティエアと見なすかは判断が別れる部分だが、当サイトではクリアエアと見なす。
第4スティントはクリアエアで始まり、56周目にはボッタスに追いついて58周目に交わしてクリアエアに。60周目にハミルトンに抜かれ、すぐにクリアエアに。64周目には再び追いついて交わしている。

Fig.4 アルファロメオ勢のレースペース

ボッタス
S古-M新-M新の2ストップ。
第1スティントは4周目にシューマッハを交わしてからはクリアエア
第2スティントは31周目にフェルスタッペンに交わされた以外は終始クリアエア
第3スティントは基本的にクリアエアで進み、53周目にラッセルに、58周目にサインツ、ハミルトンに交わされている。

ジョウ
S新-M新の1ストップ。リタイア。
第1スティントは6周目にストロールを交わしてからはクリアエア
第2スティントはクリアエアで始まり、18周目あたりからガスリーに追いついてダーティエアと見るべきだろう。22周目に交わしてからはクリアエア

Fig.5 アルピーヌ勢のレースペース

アロンソ
S新-M新-S新-S古の3ストップ。
第1スティントはストロール、ベッテル、ガスリーを次々と抜いていくが、本来のペースと言えるラップは無さそうだ。
第2スティントは14周目に角田に交わされているが、離されてクリアエア
第3スティントは33周目に角田の後ろでダーティエア。34周目に交わすと以降はクリアエア
第4スティントは55周目にシューマッハを交わしてからはクリアエア

オコン
S新-M新-S古-S古の3ストップ。
第1スティントは6周目にシューマッハを抜いてからクリアエアオープエンドクリアエアと捉えて良さそうだ。
第2スティントも基本的に終始クリアエア。24周目はサインツに交わされている。
第3スティントも基本的に終始クリアエア。47周目にはサインツに交わされている。
第4スティントも終始クリアエア

Fig.6 マクラーレン勢のレースペース

ノリス
S新-M新-S古-S古の3ストップ。
第1スティントはリカルド、シューマッハを交わし、10周目からクリアエア
第2スティントはクリアエアで始まり、21周目にはベッテルに追いついてダーティエア。ベッテルはその周でボックスしてクリアエアに。
第3スティントは基本的にクリアエア。38周目にベッテルに追いつき、39周目に交わしている。また49周目にはハミルトンに抜かれている。
第4スティントはクリアエア。オコンを追うが、58周目付近からは諦めているように見える。

リカルド
S古-S古-M新-S古の3ストップ。
序盤はシューマッハの後ろでダーティエアから、ノリス、角田に交わされる展開。
第2スティントは19周目にシューマッハに抜かれ、その後少しずつ離されていきクリアエアに。
第3スティントは終始クリアエア
第4スティントも基本的にクリアエアで、62周目にシューマッハに追いつき、64周目に交わした。

Fig.7 アルファタウリ勢のレースペース

ガスリー
S新-M新-S古-S古の3ストップ。序盤に接触してダメージあり。
第1スティントは基本的に終始ダーティエア。
第2・3・4スティントは基本的にクリアエア。27周目にストロールと接触。

角田
S新-M新-S新-S古の3ストップ。
第1スティントはダーティエア。
第2スティントは14周目にアロンソを交わしてクリアエアに。
第3スティント頭でアロンソに交わされているが、その後は40周目付近までクリアエアともダーティエアとも言えない距離でついて行っている。その後は離されていきクリアエア。少なくともスティント全体をオープンエンドクリアエアと見て良いだろう。
第4スティントも基本的にクリアエア。56周目にシューマッハを交わす。

Fig.8 アストンマーティン勢のレースペース

ベッテル
S古-S古-M古の2ストップ。
第1スティントはダーティエアで進み10周目にガスリーがボックスしてからは基本的にクリアエアオープンエンドクリアエアと見て良いだろう。17,18周はオコンとサインツに抜かれた。
第2スティントはクリアエアで進み、28周目にガスリーに追いつく。29周目にガスリーがボックスしてからはクリアエアに。36周目は目の前にピットアウトしてきたオコンの影響を受けている。39周目にはノリスに交わされた。
第3スティントは基本的にクリアエア

ストロール
S古-S古-M古-S古の3ストップ。
序盤は9周目付近から徐々にクリアエアに。11周目からは完全にクリアエア。ある種のオープンエンドクリアエアと見ても良いだろう。
第2スティントはクリアエアで進み、22周目ハミルトンに追いついてダーティエア。その後もガスリーの後方でダーティエア。27周目にガスリーと接触。
第3,4スティントは基本的にクリアエア

Fig.9 ハース勢のレースペース

シューマッハ
S古-S古-M新の2ストップ。
第1スティントはライバル勢に交わされる展開だが、7~9周目と11周目はクリアエアと見て良さそうだ。
第2スティントはリカルドの後方のダーティエアで始まるが、19周目に交わしてクリアエアに。その後は前方のアロンソから離されておりクリアエアと見て良いだろう。
第3スティントは基本的にクリアエア

マグヌッセン
S古-M新-H新の2ストップ。接触後のダメージは特に無かった模様。
実質的な第1スティントでは終始クリアエア
第2スティントでも基本的にクリアエア

Fig.10 ウィリアムズ勢のレースペース

アルボン
S新-M新-S新-M新-S古の4ストップ。1回目のストップ後にフロアに大きなダメージを負う。
第1スティントは6周目からクリアエアと見て良いだろう。
第2スティントは所々ライバル勢に抜かれるが、基本的にクリアエア
第3,4スティントも基本的にクリアエア

ラティフィ
S新-M新-S新-S古の3ストップ。
第1スティントはアルボンの後ろだが、7周目からクリアエアと見て良いだろう。
第2スティントは19周目あたりでアルボンに追いつき、22周目に交わす以降クリアエア
第3,4スティントも基本的にクリアエア

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Writer: Takumi