• 2024/11/21 15:26

2022年ベルギーGP 全車の走行状態

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 本ページでは、クリアエアやダーティエアなど各車の走行状態とともに、各車のレースペースをグラフにまとめた。なお、タイヤについてはソフト=S、ミディアム=M、ハード=H、インター=I、ウェット=Wと表記した。またクリアエア部分は太字で記した。

 またスティント前半でダーティエアでも、途中からクリアエアになっており、かつ前半のダーティエア内でもタイヤを労われていて極端なペースダウンでもない場合、スティント全体をクリアエアのように扱ってよく、当サイトではその状態をオープンエンドクリアエア(OEC)と定義している。

各ドライバーの使用タイヤはこちらのピレリ公式より

Fig.1 レッドブル勢のレースペース

フェルスタッペン
S古-M新-M新の2ストップ。
第1スティントは集団をかき分けてくる展開で、8周目にラッセルを交わしてからはクリアエアに。10周目にはペレスに追いついてダーティエア。12周目に交わしてクリアエアに。
第2スティントはクリアエアで始まり、18周目にサインツをあっさり交わし(ほぼダーティエアの影響なし)、以降クリアエアに。
第3スティントもクリアエア

ペレス
M新-M新-H新の2ストップ。
第1スティントはサインツの後方でダーティエアで進む。11周目にサインツが入ってからはクリアエアに。
第2スティント序盤はクリアエア。20周目にサインツに追いつき21周目に交わしてクリアエア
第3スティントは終始クリアエア

Fig.2 フェラーリ勢のレースペース

ルクレール
S新-M新-M新-S古の3ストップ。
第1スティントはSC中にトラブルでピットへ。
第2スティントは集団をかき分けてくる展開に。14周目にストロールを交わしてからクリアエアに。15周目は戻ってきたペレス、16周目はラッセルの影響でロスしている。その後はクリアエア
第3スティントはクリアエアで始まるが、28周目にオコンに追いつく。29周目に交わし、30周目にはベッテルに追いつく。31周目に交わしてからはクリアエア
第4スティントはアロンソの後ろ。ファイナルラップにオーバーテイクする。

サインツ
S古-M新-H新の2ストップ。
第1スティントはクリアエア
第2スティントも基本的にクリアエア。18,21周目にフェルスタッペン、ペレスに交わされている。
第3スティントもクリアエア。ラッセルから逃げる展開で全力は出している。

Fig.3 メルセデス勢のレースペース

ハミルトン
0周リタイア。

ラッセル
M新-M新-H新の2ストップ。
第1スティントは6周目にはクリアエア
第2スティントはダーティエアで始まるが、16周目にルクレールを交わしてクリアエアに。
第3スティントはクリアエア

Fig.4 アルピーヌ勢のレースペース

アロンソ
M新-M新-H新の2ストップ。1周目でフロントウィングに軽いダメージあり。
第1スティントはクリアエア
第2スティントはダーティエアで進み、16周目に角田を交わしてからクリアエアに。
第3スティントはマクラーレン勢の後ろでダーティエアで始まるが、29周目に交わしてクリアエアに。ラスト2周はルクレールとのバトルに。

オコン
M新-H新-M新の2ストップ。
第1スティントはストロールの後ろでダーティエア。
第2スティントはリカルドの後方でダーティエアで進み、16周目に交わしてクリアエアに。17周目にはアルボンに追いつく。20周目に抜いてクリアエアに。
第3スティントは基本的にクリアエア。34周目にガスリーとベッテルに追いつくが、35周目にまとめて交わし、クリアエアに。

Fig.5 アストンマーティン勢のレースペース

ベッテル
M古-H古-M古の2ストップ。
第1スティントでは、アロンソの後方でダーティエアで進む。11周目にアロンソが入ってクリアエアに。
第2スティントではアルボン、角田らの後方でダーティエアで始まるが、19周目からはクリアエアに。24周目付近でアロンソに追いつきダーティエアに。25周目にアロンソが入ってクリアエアに。
第3スティントは基本的にクリアエア

ストロール
M古-H古-M古の2ストップ。
第1スティントはアルボン、リカルドらの後方でダーティエア。13周目からクリアエア
第2スティントは基本的に集団の中でダーティエア。
第3スティントはクリアエアで始まるが、32周目付近でアルボンに追いつきダーティエアに。

Fig.6 アルファタウリ勢のレースペース

ガスリー
M新-H新-M新の2ストップ。
第1スティントは集団の中でダーティエア。
第2スティントは基本的にクリアエアで進み、20周目にストロールとバトルして交わされる。
第3スティントは基本的にクリアエアで進み、34,35周目にはベッテル、オコンとのバトルあり。その後クリアエア

角田
H新-M新-M新の2ストップ。
第1スティントは集団の中でダーティエアで進み、16周目からクリアエア。その後アロンソとのバトルでロス。
第2スティントは基本的にクリアエアで進む。25周目にマグヌッセンに追いつき、すぐに交わしてクリアエアに。
第3スティントは基本的にクリアエアで進み、36周目付近でジョウに追いついてダーティエアに。ファイナルフラップで交わす。

Fig.7 ウィリアムズ勢のレースペース

アルボン
M新-H新-M新の2ストップ。
第1スティントは基本的にクリアエア
第2スティントはクリアエアで始まり、13周目にシューマッハに追いつくもすぐに交わして、以降クリアエアと解釈して良いだろう。
第3スティントも基本的にクリアエア

ラティフィ
M新-M古-H新-S新の3ストップ。
第1スティントは集団の中でダーティエア。
第2スティントはクリアエアで進み、何度かピットを終えたライバル達に交わされロスしている。
第3スティントは単独走行でクリアエア。全力で走っていたかは疑問だ。

Fig.8 マクラーレン勢のレースペース

ノリス
M新-H新-M新の2ストップ。
第1スティントは基本的に集団の中でダーティエア。
第2スティントはクリアエアで進み、18周目にはガスリーに追いつきダーティエアに。23周目からクリアエアに。26周目付近でストロールに追いつくが、すぐにストロールが入ってクリアエアに。
第3スティントでは序盤のみクリアエア。すぐにアルボンを先頭とするトレインに追いつき、ダーティエア。

リカルド
M新-H新-M新の2ストップ。
第1スティントはアルボンの後方でダーティエア。
第2スティントもアルボンまたはアルボンを先頭とするトレインでダーティエア。ただし17,18周目辺りのタイムが上がっている部分はオコンとの差が2秒弱で、クリアエアと見ても良いかもしれない。22~23周目はアロンソの後方でダーティエア。26周目にアルボンが入ってクリアエアに。29周目はアロンソに交わされてロス。
第3スティントは角田と2秒弱の距離があり、前半はクリアエアと捉えて良いかもしれない。38周目以降は接近しダーティエア。

Fig.9 アルファロメオ勢のレースペース

ボッタス
1周リタイア。

ジョウ
M新-M新-S新の2ストップ。
第1スティントは基本的に集団の中でダーティエアで進み、12周目以降クリアエアに。
第2スティントはクリアエアで始まり、18周目にはノリスに追いつきダーティエアに。
第3スティントはアルボンを先頭とするトレインでダーティエア。

Fig.10 ハース勢のレースペース

シューマッハ
M新-H新-M新の2ストップ。
第1スティントはラティフィの後方で、1秒強のギャップであることが多くクリアエアと見なすかは難しいところだ。
第2スティントは基本的にクリアエアだが、所々でライバル勢に抜かれてロスしている。
第3スティントは基本的にクリアエア

マグヌッセン
M新-H新-M新の2ストップ。
第1スティントはリカルドの後方で、8周目あたりから離され始めてクリアエアに。
第2スティントは基本的にクリアエア。所々でライバルに交わされてロス。
第3スティントは基本的にクリアエア

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Writer: Takumi