1. ピットストップ作業の速さ
以下が国際映像に映った範囲での各々の静止時間だ。
表1 ピットストップ
マシンの出来に比例するかのように、フェラーリとレッドブルの作業が速く、メルセデスは開幕戦に続き苦戦している。
また、16周目にピットインした人たちはセーフティカー中であるため、アンダーカットやオーバーカットの瀬戸際にはおらず、さほど攻めた作業をする必要はなかったことは注意して見たほうが良いだろう。ただし、サインツはペレスと接戦になることが予測されたため、全力だ。
2. ボックスパフォーマンス
今日のF1ではピットストップの静止時間が国際映像で映されるほか、ピットレーンの通過時間も記録され、公式サイトにて公開されている。
そこで、当サイトでは
(ピットレーン通過時間)-(静止時間)
を計算し、ドライバー達の停止と発進のパフォーマンスを数値化することを試みる。当サイトではこのタイムを「ボックスパフォーマンス」と定義する。
サウジアラビアGPのボックスパフォーマンスは以下の通りとなった。
開幕戦で優れたパフォーマンスを見せたペレスだったが、今回もダントツの速さを見せた。レース後半、マシンが軽くなった状態でのマグヌッセン、ヒュルケンベルグ、ハミルトンすら上回っており、停止と発進に関してはここ2戦で抜きん出た存在となっている。
Analyst: Takumi