今日のF1ではDHL公式サイトにてピットストップの静止時間が公開されるほか、ピットレーンの通過時間も記録され、F1公式サイトにて公開されている。
そこで、当サイトでは
(ピットレーン通過時間)-(静止時間)
を計算し、ドライバー達の停止と発進のパフォーマンスを数値化することを試みる。当サイトではこのタイムを「ボックスパフォーマンス」と定義する。
アゼルバイジャンGPのボックスパフォーマンスは以下の通りとなった。
表1 ボックスパフォーマンス
セーフティカー中にタイヤ交換を行ったドライバー達が軒並み下位に沈んでおり、やはり0.001秒が勝負の分かれ目になるグリーンフラッグ時と異なり、特に競っている相手がいない限りは無駄なリスクを避けるドライバーが多いことが読み取れる。
さて上位勢の中では、9周目のハミルトン、11周目のラッセル、5周目のガスリーは燃料搭載量が重い状態であることを考慮するとかなり優れたパフォーマンスと言えるだろう。同時期の10周目にピットストップを行ったフェルスタッペンはこの分野に秀でており、これを0.1秒上回った点も素晴らしい。
Writer: Takumi