• 2024/11/21 15:21

いもむし君と話そう!

1. 概要

 今回はイモムシ達が平和に暮らすファンタジーの世界にダイブできるGPTsを公開する。以下のリンクからご使用いただきたい

いもむし君と話そう!

※現在GPTの人気の爆発的向上により、新規ユーザー登録に制限がかかっているようだ。登録ができない場合は今しばらくお待ちいただきたい。管理人のXでも最新状況についてはアップデートする予定である。

 仮想世界”ふにふにランド”では、様々なイモムシ達が暮らしており、ユーザーはシャイニーキャタピラーのルミノに案内してもらい、公園や美術館、学校などに行くことができる。またルミノを通して、他のイモムシ達と会話をしたりすることもでき、可能性は無限大に広がっている。

 また本来GPTにできない長期記憶も擬似的に実現している。会話を終える際に、内容を要約してもらい、その内容を次回のチャット開始時に読み込ませることで、前回の続きから始めることができる。勿論要約によって抜け落ちた場所に、ユーザー自身のこだわりがある場合もあるが、その部分はあらかじめメモ帳などで編集しておくと良いだろう。

 また、要約に関してはショートカットキーを用意してある。会話を終える際には「@s」と打つと、そのチャットでの会話内容を要約してくれる。次回のチャットを始める際の読み込みは、「@re」と打った上で、三重の引用符で前回の内容を囲って送れば(「”””前回の内容”””」の形)、前回の続きから始められる。ちなみに「s」は「summarize」、「re」は「resume」を意味する。

 ちなみに、管理人はアゲハ蝶と幼虫に関するコンテンツ発信も行なっている。興味のある方はInstagram, X, YouTubeなどをご覧いただければ幸いだ。

2. 実用例

 以下は会話例である。まずは自己紹介をして、公園に遊びに行き、ナミアゲハ達と触れ合った。最後に「s」で要約をしてもらった。「@」が抜けていても、察しくれるのは流石GPTといった所だ。

会話1

 続いて、こちらでは最初に「re」を送って、記憶を取り戻してもらい、美術館を訪れた。

会話2

 ここでは一例として非常に簡潔に済ませたが、もっと深くこの世界と関わることも可能である。例えば学校があるならば、特別講義をさせてもらって、イモムシ達に何かスポーツやゲームなどを教えるのはどうだろうか?あるいはイモムシと共作で芸術作品を作って美術館に展示しても良いだろう。まさに可能性は無限大である。

 ちなみに、GPT-4 Turboのコンテキストウィンドウは128k、つまり英語では本1冊分(約80,000単語)、日本語ではその半分程度(約80,000文字)の内容しか覚えていられず、それを超えると最初の方のことを忘れていく。ある程度のところで会話を終わらせて要約し、次のチャットへ進むことを推奨する。ただし「ある程度」のレベルは極めて高い。例えば、前出の会話1の文字数は1800文字程度だ。すなわち限界の2%にしか達していない。GPT-4 Turboの異次元ぶりが体感できるだろう。

シャイニーキャタピラーのルミノ君

 Writer: Takumi