1. ピット作業の速さ
以下が国際映像に映った範囲での各々の静止時間だ。
表1 ピットストップ
フェラーリとレッドブルが優勝争いをする2チームに相応しい素晴らしいパフォーマンスを見せた。また、アルピーヌも最近よく上位に顔を出している印象だ。
2. ボックスパフォーマンス
今日のF1ではピットストップの静止時間が国際映像で映されるほか、ピットレーンの通過時間も記録され、公式サイトにて公開されている。
そこで、当サイトでは
(ピットレーン通過時間)-(静止時間)
を計算し、ドライバー達の停止と発進のパフォーマンスを数値化することを試みる。当サイトではこのタイムを「ボックスパフォーマンス」と定義する。
オーストリアGPのボックスパフォーマンスは以下の通りとなった。
表2 ボックスパフォーマンス
フェルスタッペンと角田が最速をマークした。ただし、フューエルエフェクトを考慮すると、序盤の重い状態で18.8秒を記録したフェルスタッペンの方が優れたパフォーマンスと言えるだろう。また26,27周目に18.9秒を記録したフェラーリの2人もかなり良いパフォーマンスで、角田と互角かそれ以上かもしれない。
今回は全体的に差が小さく、多くのドライバーが18.9~19.1秒の中に収まっており、ダメージがあったペレスを除けばトップから最下位までが0.5秒以内という、かなり稀な事態となった。
Analyst: Takumi