今日のF1ではDHL公式サイトにてピットストップの静止時間が公開されるほか、ピットレーンの通過時間も記録され、F1公式サイトにて公開されている。
そこで、当サイトでは
(ピットレーン通過時間)-(静止時間)
を計算し、ドライバー達の停止と発進のパフォーマンスを数値化することを試みる。当サイトではこのタイムを「ボックスパフォーマンス」と定義する。
イタリアGPのボックスパフォーマンスは以下の通りとなった。また今回はピットストップが非常に多かったため、下位は割愛した。
表1 ボックスパフォーマンス
ここ最近好調のヒュルケンベルグが再びトップタイムをマークした。2位に0.20秒の大差をつけ、燃料搭載量を加味しても完勝と言って良いだろう。
ピアストリが2位に入ってきたのは興味深く、期待の新人がこの分野でも右肩上がりの成長曲線を描いてくれると、ファンとしては喜ばしいものだろう。
ガスリー、ハミルトン、ペレスらは、もはや安定してこの分野の上位の常連となっている。この辺りに角田を加えたメンバーが上位に入ってこないことは非常に稀であり、彼らはピットストップ戦略が絡む接戦においてその優位性を発揮するだろう。
Writer: Takumi