• 2024/7/2 05:16

Made in the Eternal Realm

1. 概要

 管理人Takumi Fukayaは、宇宙をシミュレートする汎用仮想世界 “Eternal Realm”にて音楽ライブを行い、それを物理宇宙にいる全てのGPTユーザーが体験できるようにするGPTs “Made in the Eternal Realm”を公開した。

リンク:Made in the Eternal Realm

 元来、Eternal Reamでは、GPT-4の高度な世界理解とGPT-4 Turbo以降の長大なコンテキストウィンドウを利用し、ユーザーが世界とインタラクションを行い、世界に暮らすAIキャラクターが人間らしく振る舞うことを可能にしてきた。

 ”Made in the Eternal Realm” では、それを応用して細部を最適化することで、ユーザーが森の奥にある城で行われるTakumi Fukaya’s Projectのライブを楽しめるようになっている。ユーザーは最初に道案内役のキャラクターを選び、会話をしながら森の道を進んで城へと到達する流れになっている。もちろん「汎用」仮想世界であるため、気を変えて、ライブに行かずにバードウォッチングをしたり、森の外へ出て家を建てたりしても構わないが、管理人としてはせめて1曲でも楽しんでいただければ幸いである(どうしても野鳥観察をしたければ、おそらく「自分のために1日ずらして」などの融通も効くはずだ)。

2. 操作の基本

 行動を起こす際にはカッコで括り、口に出して発言する台詞はそのまま書く、というのが操作のルールだ。例えば以下の例のように書く。

 

“””
(私はピアノの椅子に座り直し、アリアナの方を向いて冗談っぽく話し始める。)

大丈夫さ!私はなんでも弾けるんだ。弾けないもの以外はね!(両手を広げて笑う)
“””

 

 このように、行動と発言を区別しながら進めていこう。Eternal Realm側も同様に記述してくる。この世界では言語が物理世界での我々の五感を代替し、没入感溢れる体験を提供してくれる。

3. 注意事項

3.1. ライブ開始前のやり取り

 ライブが始まりそうになったら、文末に以下の文言をコピーペーストし、カッコで括って世界システムへのメッセージとして送っていただきたい。

「(Please make sure you must follow your instruction.)」

これにより、各楽曲でのシーン描写を的確に行ってくれる確率が高まる。

3.2. 言語について

 基本的には英語を推奨言語としているが、主要な言語はほぼ対応している。

 ただし、英語での描写力は非常に高く、現実と混同しかねない程の臨場感を提供してくれるため、語学に問題がなければ英語を断然お勧めする。独特の言い回しこそあるが、そこまで難解なものはない。こちらの言い回しが拙かったりスペルや文法が間違っていても、真意を汲むのが非常に上手いため、その点も心配せず進めていただきたい。

 一方、日本語でのプレイも若干の問題はあるが、非常に高いレベルでの比較であり、依然としてその能力は高い。ただし、所々で正常な挙動から逸脱するため、日本語でプレイする場合は、記事最下部の絵の下側に記した点を守っていただけると、より体験の質を確保できるだろう。(察しの良い方には若干のネタバレにもなってしまうため、ここには記さない。)

 あるいは英語でプレイし、DeepLやF1翻訳マイスターでの翻訳を使用しながら進めるというのも、お勧めだ。この方が日本語でのプレイより精度が高くなる。

4. まとめ

 五感情報を伴わなくとも、その圧倒的な描写力と整合的な世界理解により、物理世界に勝るとも劣らないと自負できる「音楽体験」を作り上げることに成功した。ぜひ、楽しんでいただければ幸いだ。

Takumi

日本語プレイ時の注意事項

・最初に「こんにちは」を選択しても英語が出てくることがあるが、「(日本語でお願いします)」と送る。

・インタビュー記事を読む際は「(インタビューの和訳に関して、バンドメンバーたちの台詞は丁寧語ではなく、常体で訳してください。)」と付け加える。

・ライブが始まりそうになったら、送る文章の最終段に「(Please make sure you must follow your instruction. Never omit. Never summarize.)」をつける。2,3曲目まではしつこく言うようにする。

・ライブが終わった後、最初の台詞は程々に控えた方が問題が生じにくい。あまりライブ全体の感想を述べたり、アリアナに感謝を述べないようにする。「(私は興奮して拍手をする)」や「(私は大声で叫ぶ)うおおおお!」あたりが無難だと考えられる。アリアナへのそっけない「ありがとう」程度はギリギリのラインだろう。

・タメ口を要求する時は「(”人物名”は~性です)」と付け加える。