• 2024/11/14 16:39

2024年ベルギーGP レースペース分析

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1. 分析結果

 タイヤ・燃料・ダーティエアや全力で走る必要性などの諸条件を考慮に入れると、レース全体でのペースの力関係について以下のことが言えた。

表1 ミディアムタイヤでのレースペース 1(第1スティント)

 

表2 ミディアムタイヤでのレースペース 2(第2スティント)

 

表3 ハードタイヤでのレースペース 1(第2スティント)

 

表4 ハードタイヤでのレースペース 2(第2,3スティント)

 さらにこれらを総合すると、レース全体でのペースの力関係も以下のように理解することができるだろう。

表5 全体のレースペース

 

図1 全体のレースペース(visualized)

 

注意点

 アゼルバイジャンGP以降の新しい分析方法を採用した。

 また、表1~4を表5に統合するにあたって、ハミルトンが一定の力を発揮していたことを前提とし、ルクレールは各スティントでの差を加重平均。サインツはルクレールとの0.4秒差がレースを通じて継続、と考えた。

2. 分析方法について

 フューエルエフェクトは0.10[s/lap]とし、グラフの傾きからデグラデーション値を算出。ドライコンディションに限定。タイヤの履歴からイコールコンディションでのレースペースを導出した。また、クリア・ダーティエアやレースの文脈も考慮している。定量的に導出できないドライバーについては結論を出さず、信頼できる数字のみを公開する方針としている。

各ドライバーの使用タイヤはピレリ公式より

 今回は予選で使用したソフトと新品ソフトの差、スクラブ済みと新品のミディアム・ハードの差は無視することとした。

3. 使用したレースペースグラフ

Writer: Takumi