1. ピット作業の速さ
以下が国際映像に映った範囲での各々の静止時間だ。
表1 ピットストップ
ペレスはウィング交換
フェラーリとレッドブルが上位に来たが、アルピーヌ、ウィリアムズ、マクラーレンも良いパフォーマンスを見せた。
2. ボックスパフォーマンス
今日のF1ではピットストップの静止時間が国際映像で映されるほか、ピットレーンの通過時間も記録され、公式サイトにて公開されている。
そこで、当サイトでは
（ピットレーン通過時間）-（静止時間）
を計算し、ドライバー達の停止と発進のパフォーマンスを数値化することを試みる。当サイトではこのタイムを「ボックスパフォーマンス」と定義する。
イギリスGPのボックスパフォーマンスは以下の通りとなった。
表2 ボックスパフォーマンス
ベッテルがスーパーマンとも言うべき圧倒的なパフォーマンスを見せた。ベッテルはアゼルバイジャンでも最速をマークしており、一貫性という意味ではペレスやハミルトンにやや見劣りするものの、この分野において非常に強力と言って良いだろう。
そのハミルトンとペレスは今回も上位につけ、年間を通じて安定したパフォーマンスを発揮している。特にペレスの1回目は燃料が重い状態での25.8秒であり、これは非常に速いタイムだ。
また、角田も今季安定してペレスやハミルトンに近いパフォーマンスを見せているが、今回も上位に顔を並べた。1回目のストップでは5秒ストップペナルティがあったため、通常とは異なる手順でのストップではボックスパフォーマンスも悪化することが分かる。
Analyst: Takumi