1. ピット作業の速さ
以下が国際映像に映った範囲での各々の静止時間だ。
表1 ピットストップ
マクラーレンがノリスで最速タイムをマークした。また、国際映像には映らなかったがリカルドで今季最速の1.98秒を実現しており、今回のマクラーレンは正に最強無敵の存在だった。シーズン全体を通してもレッドブルとマクラーレンがピット作業の2強と言ってよく、非常に安定した速さを見せている。
2. ボックスパフォーマンス
今日のF1ではピットストップの静止時間が国際映像で映されるほか、ピットレーンの通過時間も記録され、公式サイトにて公開されている。
そこで、当サイトでは
(ピットレーン通過時間)-(静止時間)
を計算し、ドライバー達の停止と発進のパフォーマンスを数値化することを試みる。当サイトではこのタイムを「ボックスパフォーマンス」と定義する。
メキシコシティGPのボックスパフォーマンスは以下の通りとなった。
表2 ボックスパフォーマンス
カナダGPで圧倒的なスピードを見せたジョウが再度トップタイムをマークした。また2番手のベッテルも今季3度最速を記録し、そのうち一度は大差での圧勝となっている。
年間通しての三強はペレス、ハミルトン、角田だろう(後半戦ではフェルスタッペンも入るが)。今回も安定して上位に顔を出している。そしてルクレールも同等のタイムを出しており、イタリアGP以降の好調が本物であることを窺わせる。
ラッセルに関しては燃料が最も軽くなったレース終盤であることを考慮して見た方が良いだろう。
Analyst: Takumi