今日のF1ではDHL公式サイトにてピットストップの静止時間が公開されるほか、ピットレーンの通過時間も記録され、F1公式サイトにて公開されている。
そこで、当サイトでは
(ピットレーン通過時間)-(静止時間)
を計算し、ドライバー達の停止と発進のパフォーマンスを数値化することを試みる。当サイトではこのタイムを「ボックスパフォーマンス」と定義する。
シンガポールGPのボックスパフォーマンスは以下の通りとなった。また今回はピットストップが非常に多かったため、下位は割愛した。
表1 ボックスパフォーマンス
久々にペレスがトップタイムをマークした。昨年はこの分野で圧倒的な強さを見せていたが、今年は角田、ハミルトンらと共に安定して上位に食い込むメンバーの一角ではあったものの、なかなかトップタイムは記録できていなかった。ここにきてようやく1勝となった。
前戦イタリアで2位に入ったピアストリだが、今回も20周目ピット勢の中では最速のタイムをマークした。ただし、今回は20周目はセーフティカー導入時であり、必ずしもプッシュする必要のないドライバーや、ピットレーンの混雑、ダブルスタッキングなどの影響があったドライバーも少なからずいることを考慮する必要はあるだろう。
Writer: Takumi