• 2024/4/27 15:40

2022年オーストリアGP 全車の走行状態

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 本ページでは、クリアエアやダーティエアなど各車の走行状態とともに、各車のレースペースをグラフにまとめた。なお、タイヤについてはソフト=S、ミディアム=M、ハード=H、インター=I、ウェット=Wと表記した。またクリアエア部分は太字で記した。

 またスティント前半でダーティエアでも、途中からクリアエアになっており、かつ前半のダーティエア内でもタイヤを労われていて極端なペースダウンでもない場合、スティント全体をクリアエアのように扱ってよく、当サイトではその状態をオープンエンドクリアエア(OEC)と定義している。

各ドライバーの使用タイヤはこちらのピレリ公式より

Fig.1 フェラーリ勢のレースペース

ルクレール
M新-H新-H新-M新の3ストップ。
第1スティントはフェルスタッペンの後方でダーティエアで進む。12周目にオーバーテイクしてからはクリアエア
第2スティント以降は基本的にクリアエアで、フェルスタッペンに32周目と53周目に追いつきすぐに交わしている。

サインツ
M新-H新-H新の2ストップ。リタイア。
第1スティントは基本的にクリアエア
第2スティントも基本的にクリアエアで、36周目のみフェルスタッペンに追いついてダーティエア。
第3スティントも基本的にクリアエア

Fig.2 レッドブル勢のレースペース

フェルスタッペン
M新-H新-H新-M新の3ストップ。
第1スティントはクリアエアで進む。10周目にルクレールとバトル。12周目に交わされる。
第2スティントは15,16周目にシューマッハ、17,18周目にハミルトンに引っかかっているが、基本的にクリアエア
第3,4スティントは基本的にクリアエア

ペレス
M新-H新の1ストップ。リタイア。
1周目でダメージを負い本来のペースで走れていない。

Fig.3 メルセデス勢のレースペース

ハミルトン
M新-H新-M新の2ストップ。
第1スティントはダーティエアで始まり、15周目にマグヌッセンを交わし、オコンが16周目に入ったことで、その後クリアエア。18周目にはフェルスタッペンに交わされている。
第2スティントは基本的にクリアエア
第3スティントも基本的にクリアエア

ラッセル
M新-H新-H古の2ストップ。
第1スティントはクリアエアだが、フロントウィングを壊しており本来のペースでは走れていない。
第2スティントはクリアエアで始まるが14周目付近にはラティフィに追いつく。その後は集団を掻き分けて追い上げていく展開で、クリアラップはしばらく無い。29周目にリカルドを交わしてからはクリアエア。33周目にはノリスに追いつきダーティエア。
第3スティントも掻き分けていく展開だが、45周目からクリアエア。徐々にオコンに追いついていき、50周目付近からダーティエアと見ても良いだろう。62周目に交わしてクリアエアに。

Fig.4 アルピーヌ勢のレースペース

アロンソ
H新-H新-M新-M新の3ストップ。第3スティントはトラブルのため1周のみ。実質的には3ストップ。
第1スティントは、集団を掻き分けていく展開でクリアラップはほぼ皆無だ。14周目はそれに近い。
第2スティントはダーティエアで始まるが、33周目に角田を交わしてからはクリアエア。38周目にはストロールに追いついてダーティエアに。ストロールを交わしてガスリーが入ったことで、41周目からクリアエア。スティント終盤にオコンやラッセルに抜かれてロスしている。
第3スティントではバトルからルクレールの後方でダーティエア。
第4スティントはガスリー・ストロールの後方で始まるが、62周目に交わしてからクリアエア。66周目からアルボンに接近してダーティエア。67周目に交わしてクリアエア。69周目にはボッタスに追いついてダーティエアに。70周目に交わしてチェッカー。

オコン
M新-H新-H新の2ストップ。
第1スティントはダーティエアで進み、11周目にラッセルが入ってからクリアエア
第2スティントは最初はクリアエアで、19周目にはダーティエアに。集団を掻き分けていく展開となるが、24周目からクリアエアに。28周目付近でストロールに追いついてダーティエア。その後ハミルトンに交わされ、32周目からクリアエアに。
第3スティントはクリアエアで始まり、51周目付近でアロンソに追いついてロスなくスワップ。以降クリアエア

Fig.5 ハース勢のレースペース

シューマッハ
M新-H新-H新の2ストップ。
第1スティントはマグヌッセンの後方でダーティエア。
第2スティントはもダーティエアで始まり、28周目付近から少しの間クリアエア。30周目にはマグヌッセンに追いついてダーティエアと見てよいだろう。32周目にスワップしてクリアエアに。
第3スティントはストロールの後方でダーティエアで始まる。47周目に交わしてクリアエアに。

マグヌッセン
M新-H新-H新の2ストップ。
第1スティントは基本的にオコンの後方でダーティエア。
第2スティントは基本的にダーティエアで進み、バトルが多い展開だが、26周目に角田を交わしてからはクリアエア。32周目にシューマッハに譲ってからはしばらくついて行きダーティエアだが、37周目付近には差が開いてクリアエアに。
第3スティント序盤はクリアエアだが、47周目にストロールに追いつき、すぐ交わしている。50周目にはクリアエアに。62周目にノリスに交わされている。

Fig.6 マクラーレン勢のレースペース

ノリス
M新-H新-H新の2ストップ。
第1スティントは5周目にリカルドを交わしてからは、基本的にクリアエア
第2スティントは集団の中でダーティエアで進む。マグヌッセンに対して終始攻勢だ。42周目からクリアエア
第3スティントはダーティエアで始まるが、49周目付近からクリアエア。54周目付近でマグヌッセンに追いついてダーティエアに。62周目に交わしてクリアエア

リカルド
M新-H新-H新の2ストップ。
第1スティントはハミルトンやノリスのの後方でダーティエア。
第2スティントはダーティエアで進み、33周目付近から前方と差が開いてクリアエア
第3スティントは基本的にクリアエア

Fig.7 アルファロメオ勢のレースペース

ボッタス
M新-H新-H新の2ストップ。
第1スティントはダーティエア。
第2スティントはクリアエアで始まり、アルボンが戻ってきてダーティエアに。19周目から23周目付近はクリアエアと見ても良いかもしれない。その後は再びダーティエア。
第3スティントも基本的にダーティエアで進み、64周目にアルボンを交わしてクリアエアに。

ジョウ
H新-H新-M新の2ストップ。
第1スティントは集団の中でダーティエア。
第2スティントもダーティエアで始まり、37周目に角田を交わしてクリアエアに。
第3スティントはダーティエアで始まり、55周目に角田を交わしてクリアエアに。

Fig.8 ウィリアムズ勢のレースペース

アルボン
M新-H新-H新の2ストップ。
第1スティントはガスリーの後方でダーティエア。
第2スティントもダーティエアで進むが、26周目付近でラッセルに交わされてからクリアエアに。
第3スティントはクリアエアで始まり、45周目にリカルドが前に戻ってきてダーティエアに。49周目付近には差が開いてクリアエア。VSC後も基本的にクリアエア。64周目にボッタスに、67周目にアロンソに交わされている。

ラティフィ
M新-H新-H新の2ストップ。リタイア。1周目からフロアにダメージがあり、本来のペースで走れていない。

Fig.9 アストンマーティン勢のレースペース

ベッテル
H古-M古-M古の2ストップ。
1周目でデブリを拾い、ダメージがあって本来のペースで走れていない。

ストロール
M古-H古-M古の2ストップ。
第1スティントはダーティエアで進み、13周目からずっとクリアエア
第2スティントはクリアエアで始まり、37周目付近からボッタスに迫ってダーティエア。その後はアロンソの後方でダーティエアとなるが、離されていき43周目付近にはクリアエアに。47周目からライバル勢に抜かれる展開に。
第3スティントはクリアエアで進み、61周目付近でガスリーに追いつく。64周目に交わしてクリアエアに。

Fig.10 アルファタウリ勢のレースペース

ガスリー
M新-H新-H新の2ストップ。
第1スティントはダーティエア。
第2スティントは所々でアルボンとの差が2秒を切っているが、基本的にはクリアエアと見て良いだろう。
第3スティントは基本的にクリアエア。終盤にはストロールやジョウに交わされている。

角田
H新-M新-H新の2ストップ。
第1スティントはダーティエアで進むが、10周目付近からアルボンに離されクリアエアに。
第2スティントは所々でバトルがありながらも、スティント序盤と40周目以降は基本的にクリアエア
第3スティントは基本的にクリアエアで進み、55周目付近からジョウに追いついてダーティエア。61周目からはクリアエア

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Writer: Takumi