今日のF1ではDHL公式サイトにてピットストップの静止時間が公開されるほか、ピットレーンの通過時間も記録され、F1公式サイトにて公開されている。
そこで、当サイトでは
(ピットレーン通過時間)-(静止時間)
を計算し、ドライバー達の停止と発進のパフォーマンスを数値化することを試みる。当サイトではこのタイムを「ボックスパフォーマンス」と定義する。
オランダGPのボックスパフォーマンスは以下の通りとなった。また今回はピットストップが非常に多かったため、下位は割愛した。
表1 ボックスパフォーマンス
ドライ路面ではハミルトン、ペレス、ヒュルケンベルグら、このジャンルを得意とする強者たちが揃った。
一方で、今回はピットレーンでも路面コンディションが大きく変化していたことを加味すると、レース序盤の濡れた路面で叩き出した角田やサインツ、そして60周目のペレス(スピード違反してはいるが)あたりのタイムにはかなり価値がある。実質的には角田の10周目のストップがレース全体の中で最も印象的なパフォーマンスだったと考えられ、今年の角田のボックスパフォーマンスの出来の良さが改めて確認できた。
Writer: Takumi