1. ピット作業の速さ
以下が国際映像に映った範囲での各々の静止時間だ。
表1 ピットストップ
今回もレッドブルがトップの座を射止めた。フェラーリが続いているが、今季アルファタウリも決して悪くない。今回もチームとして3番手を獲得した。
2. ボックスパフォーマンス
今日のF1ではピットストップの静止時間が国際映像で映されるほか、ピットレーンの通過時間も記録され、公式サイトにて公開されている。
そこで、当サイトでは
（ピットレーン通過時間）-（静止時間）
を計算し、ドライバー達の停止と発進のパフォーマンスを数値化することを試みる。当サイトではこのタイムを「ボックスパフォーマンス」と定義する。
サンパウロGPのボックスパフォーマンスは以下の通りとなった。
表2 ボックスパフォーマンス
ラッセルが圧倒的トップタイムをマークし、2回とも良いタイムだった。普段この分野では特別目だった印象はなかったが、初優勝が懸かる中で完璧な集中力を見せたと言えるだろう。
ラッセルに続いたのは、やはりハミルトンや角田といったこの分野の常連たちだ。今季ここまで最優秀ドライバーと言っても良かったペレスはやや精彩を欠いたが、それでも上位にはつけており安定性を見せた。
また、フェルスタッペンの7周目はフロントウィング交換があったが、7周目での20.9秒はフューエルエフェクトを考慮すればかなり優れていると言えるかもしれない。
Analyst: Takumi