開催2年目となるマイアミGP。今回もFP2にて各車がロングランを行った。赤旗中断により、参考になるデータが極めて少なくなってしまったのは残念だが、可能な限りの情報を読み解いていこう。
図1~3に各タイヤごとのロングランペースを示す。
図1に着目すると、サインツのデグラデーションは図2,3のライバル勢と比べても特別大きくはなく、ピアストリのデグラデーションも図2のノリスと大差ない。このことから今回はソフトタイヤが “使えるタイヤ” になる可能性が見えてきそうだ。
また、興味深いのはハードタイヤのマグヌッセンで、アロンソを上回るペースを見せた。
とはいえ、赤旗中断によって周回数が少なく、それぞれのグラフがこの後上がって行ったのか下がって行ったのかによって話は大きく変わってくる。よって今回は憶測程度の話となり、決勝では随時自チームのタイヤの状態やライバル勢の状態を把握しながら臨機応変な対応をしていくことが重要になってくるだろう。
Writer: Takumi