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【コラム】ペレス(No.11)がチェッカーフラッグを受けたのは11時11分11秒!その確率は!?

Bytakumi

10月 4, 2022
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 シンガポールGPで優勝したペレス(カーナンバー11)がチェッカーフラッグを受けたのは、夜11時11分11秒だったことが分かった。なお1日は86400秒であり、簡易的な前提として任意の時刻からレースをスタートしてこの時刻にチェッカーが振られる確率は0.001157407%だ。ペレスの勝率を10%(17レースで2勝なので1×10^1[%])とするならば、ペレスがこの時刻に勝つ確率は0.0001%となる。AMとPMを合わせればそれぞれ2倍の0.002314814%、0.0002%だ。

 また、200レース(10年)のうちに少なくとも1回これらが起きる確率は、チェッカーと時刻のみで0.462430448%、ペレスが勝つ縛りで0.04%となる(AM・PM合計)。

 また「カーナンバーと同じ数字のゾロ目時刻でチェッカーフラッグが振られる確率」と抽象化すると

・フェルスタッペンがAM1時1分1秒
・フェルスタッペンがAM1時1分11秒
・フェルスタッペンがAM1時11分1秒
・フェルスタッペンがAM1時11分11秒
・フェルスタッペンがAM11時1分1秒
・フェルスタッペンがAM11時1分11秒
・フェルスタッペンがAM11時11分1秒
・フェルスタッペンがAM11時11分11秒
・フェルスタッペンがPM1時1分1秒
・フェルスタッペンがPM1時1分11秒
・フェルスタッペンがPM1時11分1秒
・フェルスタッペンがPM1時11分11秒
・フェルスタッペンがPM11時1分1秒
・フェルスタッペンがPM11時1分11秒
・フェルスタッペンがPM11時11分1秒
・フェルスタッペンがPM11時11分11秒
・リカルドがAM3時3分3秒
・リカルドがAM3時3分33秒
・リカルドがAM3時33分3秒
・リカルドがAM3時33分33秒
・リカルドがPM3時3分3秒
・リカルドがPM3時3分33秒
・リカルドがPM3時33分3秒
・リカルドがPM3時33分33秒
・ノリスがAM4時4分4秒
・ノリスがAM4時4分44秒
・ノリスがAM4時44分4秒
・ノリスがAM4時44分44秒
・ノリスがPM4時4分4秒
・ノリスがPM4時4分44秒
・ノリスがPM4時44分4秒
・ノリスがPM4時44分44秒
・ベッテルがAM5時5分5秒
・ベッテルがAM5時5分55秒
・ベッテルがAM5時55分5秒
・ベッテルがAM5時55分55秒
・ベッテルがPM5時5分5秒
・ベッテルがPM5時5分55秒
・ベッテルがPM5時55分5秒
・ベッテルがPM5時55分55秒
・ラティフィがAM6時6分6秒
・ラティフィがPM6時6分6秒
・ガスリーがAM10時10分10秒
・ガスリーがPM10時10分10秒
・ペレスがAM11時11分11秒
・ペレスがPM11時11分11秒
・アロンソが14時14分14秒
・ルクレールが16時16分16秒
・マグヌッセンが20時20分20秒
・角田が22時22分22秒

の48通りである。

 フェルスタッペンの勝率を今季の数字で65%(6.5×10^1[%])、ルクレールを同様に20%(2×10^1[%])、中団グループから勝者が出る確率が年に2回として10%(1×10^1[%])とすると、1レースでこれが起きる確率は

・フェルスタッペンの0.0120%(有効数字の基本的なルールから逸脱するが、最上位の値と誤差伝播の概念を踏まえ3桁で扱う)
・ペレスの0.0001%
・ルクレールの0.0002%
・ベストオブザレストの0.004%

を足し合わせた値となる。フェルスタッペンの有効数字の扱いでやや無理をしたため、最小桁に軽い疑問符はつくが、合計0.0163%程度としておこう。ちなみにこれが10年の間に少なくとも一度起きる確率は3%程度だ。

 正確な計算を行うならば、チェッカーフラッグが振られる時刻の統計データから確率分布を導出し、それを前提とした計算を行うべきだが、何れにせよかなりの奇跡的な瞬間に立ち会えたことになるのは確かだろう。

Source: F1 Official Twitter

Writer: Takumi