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【News】F1開催地についてより多くの関与を望むドライバー達

Bytakumi

3月 30, 2022

 F1の開催地について、ドライバー達がより関与することを望んでいるとの記事が、Sky Sports F1に掲載された。

 金曜日のミサイル攻撃以降、多くのドライバーはサウジアラビアGPの継続を望まなかった。この事件は、スポーツのポリシーについてより多くの影響を持って議論をしたいというドライバーの強い望みを加速させることとなった。

 Skyが月曜日に報じた内容によれば、ドライバー達はサウジアラビアGP後にミーティングを行う予定だ。トップの話題は、サーキット近辺の施設に対して行われた過激派の攻撃による安全上の脅威の話になるだろう。

 多くのドライバーは、スポーツの顔としての重要な役割をこれまで以上に担っており、ブランドのメッセージを一般大衆に伝えていると感じている。

 最近、ドライバー達はサウジアラビアのこれまでの人権侵害の過去と、ウクライナへ侵攻したロシアでのグランプリの中止についての厄介な質問に答えなくてはならなかった。ハミルトンは以下のように述べた。

「僕ら(ドライバー)はどこでレースをするのかを決定はしない。僕らには試してみる機会があると思うし、僕らには試す義務がある。そして僕らがここにいる間は僕らにできることをやるんだ。」

 F1はエクレストン時代を終えてから、ドライバーの視聴者との関わりをより大きくすることを、その計画において必要不可欠な部分としている。この5年でデジタル・ソーシャルメディアを通してファンとのやり取りは著しく発展してきた。

 F1はジェッダで起きたことをしっかりと評価し、ドライバーを含む全ての関係者とそれを共有するつもりのようだ。ミーティングは次戦オーストラリアGPより前に行われる予定となっている。

Source: Sky Sports F1

翻訳: Takumi

管理人のコメント

 ドライバーのファンとのつながり、F1のブランドメッセージにおける影響力に触れている点、良い記事だと思いました。その上ではっきり言ってしまうと…。

 大きなお金が動いているのだとは思いますが、お金を優先するならばドライバーが望まない開催地でレースをすべきではありません。目先のスポンサーマネーは入ってくるかもしれませんが、ファンは安全上の懸念を持ちながら観戦することは望みません。大好きなドライバー達が活き活きとレースできないグランプリ、誰かが傷つくかもしれないグランプリのためにテレビをつけることも望みません。

 ファンの望まない選択をするスポーツからは必然的にスポンサーもファンそのものも離れていき、ブランド価値・信頼を失い、中・長期的に見ればお金という観点でも損です。

 少なくとも私は、もっと健全な場所での開催が中心となって、このスポーツのファンであることをもっと誇らしく思える、そんな気高きF1になればいくら値上げしようが見ますね。