ルクレールのレース後のインタビュー中に、フェルスタッペンが現れルクレールを祝福した。その後の1分弱の立ち話がインタネット上で話題となっている。
VER「グッジョブ!」
LEC「よっ!クソ不運だったな。」
VER「起きちまったよ」
「良いレースだったぜ。」
LEC「ああ、楽しかった!」
VER「トゥがめっちゃ効いたよね」
LEC「やぁ、あれに凄い苦しんでたんだよ…あの〜、ほら…SOC(バッテリーの充電状態)、バッテリーのチャージ。」
VER「ああ。見えたよ。」
LEC「君は飛行機みたいにカッ飛んできたね。」
VER「君はもちろんディフェンスする他なかったよね。既に…」
LEC「ああ、でも僕には(ディフェンス)できなかった。君はあまりにも遠くから来たから。」
VER「ああ」
LEC「(トラブルについて)何があったの?」
VER「分からないけど、突然エンジンが止まっちゃったんだよ。カットがあって、それから止まった。あとステアリングの問題もあったんだ。ハイドロではないんだけど、快調ではなくてスタックしていたようだった。だから高速コーナーではかろうじてステアリング切っていたんだ。それでリスタートの時についていけなかったんだよ。ステアリングがスタックして、左に切れなかった。」
LEC「マジかよ!?」
VER「ああ」
LEC「なんてこった」
※動画(ご協力YU@Leclerc.Vettel.Mick.Sainzさま)
Source: Formula 1 Official Website
翻訳: Takumi
管理人のコメント
F1のライバル関係には、セナvsプロスト、アロンソvsハミルトン、ハミルトンvsロズベルグなど緊張感の張り詰めるものから、シューマッハvsハッキネン、ハミルトンvsベッテルのように「好敵手」と呼べるような見ていて清々しいものまで種々の魅力があります。この2人は幼少期からカートで競い合ってきた仲ですが、2019年のオーストリア・イギリスGPでの激しいバトル以降、基本的にはコース内外を問わず、互いに対する敬意に溢れるバトルとなっています。
今年チャンピオン争いをするとなった場合に、昨年のフェルスタッペンvsハミルトンのような緊張感になってくるのか、その辺りの成り行きも気になりますね。
また憶測ですが、ルクレールが”State of Charge”と言うときに少し言葉に詰まっているは、”SOC”という言葉で相手に通じるか少し悩んでいたのではないでしょうか?チーム内で日常的に使っている言葉が、チーム内用語なのか?他チームや隣接する業界でも通じるある程度一般的な専門用語なのか?は特に略語では気をつけなくてはいけませんが、その辺りの気遣いもルクレールの優秀さなのかな?と思いました。実際に、一般視聴者向けのインタビューでは一瞬悩んで”Energy System”と発言しています。こちらも動画がYouTubeやF1TVにて「Post Race Show」として公開され、幅広い視聴者層に聞かれることを意識しての言葉選びかもしれません。
この辺りの「俯瞰力」は多角的な視点に繋がり、ひいては極限状態での精神的な強さにもつながると思われ、タイトル争いにも影響をもたらしてくる能力だと思います。
もちろんコンテンツ発信者である私も見習いたい所ですね。^^