フェルスタッペンにとって2022年は、チャンピオンとして臨む初めてのシーズンになる。それはプレッシャーになるのだろうか?後押しになるのだろうか?ベッテルとアロンソのコメントがFormula 1公式サイトに掲載された。
ベッテルは質問にこう答えた。
「正直僕にとってはすごく昔の話だからな!(笑)」
4度の王者はジョークを飛ばした。
「僕が覚えている限り、それは後押しになると思う。肩にかかる重圧がだいぶ減るんだ。でもワールドチャンピオンとしてシーズンをスタートするのはとても良い気分だよ。」
「カーナンバー1をつけているんだからそれは特権だよ。僕らは皆その立場にいたいと思う。それは1人しかなれなくて、そうだね、それは重荷になるとは思わないな。だから、きっと彼もこれまでと変わらなく感じるだろう。でも人それぞれだけどね。」
2度のチャンピオンであるアロンソも以下のように語った
「夢の一つを達成したわけだから、どちらかというとプレッシャーは減るだろうと思うよ。そしてここからはもっと楽しくなるんだ。」
「自分が既に1度チャンピオンになっていると知ってレースに臨むことになって、いつもチャンピオンシップをかけて戦い、そこに数字(タイトル獲得回数)を加えていくことになる。でも僕はどちらかといえばプレッシャーは減ると思うよ。」
Source: Formula 1 Official Website
翻訳: Takumi
管理人のコメント
あのミハエル・シューマッハですら、初タイトル目前のアデレードでコースオフ、ハミルトンにもドタバタがありました。彼らが2度目のタイトルを獲る時と比べると、やはり1度獲った後の精神面での成長は著しいように見えます。
私自身も、とあるオンラインのレースゲームでチャンピオン獲得経験がありますが、やはり1度獲ると視野が圧倒的に開けたのを感じました。前シーズンを振り返って「なんであんなに(悪い意味で)熱くなってたんだ?」と心に余裕が無くなっていた自分に気づけて、レースを楽しむ感情も取り戻し、パフォーマンスにも良い影響を与えました。なのでアロンソの「ここからはもっと楽しくなる」という言葉はかなり刺さりましたね。^^
昨年までのフェルスタッペンは、自身がイン側にいる時に相手を押し出すような走りが見受けられ物議を醸しましたが、その辺りも含めて王者になったフェルスタッペンにどのような変化があるか、興味深く見守りたいと思います。