FIAがアップデートしたセーフティカールールの変更について、F1公式サイトに掲載された。
現在、第55.13条には以下のように書かれている。
「コースの係員が安全だと判断し、”LAPPED CAR MAY NOW OVERTAKE”が公式メッセージングシステムにて全ての競技者に送られたら、先頭のマシンに周回遅れにされた全ての車は、リードラップの車とセーフティカーを抜くよう要求される。」
これまでは、リードラップの車とセーフティカーを抜くよう要求される周回遅れについて、「全ての（all）」ではなく「any（どんな…でも、どれでも…、だれでも…、任意の…、どれほどの…でも、すべての）」が使われていた。
昨年のアブダビGPにてノリス、アロンソ、オコン、ルクレールはアンラップすることを許されたが、リカルド、ストロール、シューマッハは許されなかった。
Source: Formula 1 Official Website
翻訳: Takumi
管理人のコメント
本文中からも明らかなように”any”には様々な解釈が存在し得ます。本来は「全ての」の意図で書かれていたと思われますが、そこを「任意の」や「誰でも（アンラップして良い、ということはアンラップしない車がいても良い）」の解釈を行い、あの判断につながってしまったのではないかと思います。その点”all”に解釈も何も無いので、ひとまず安心でしょうか。