今日のF1ではDHL公式サイトにてピットストップの静止時間が公開されるほか、ピットレーンの通過時間も記録され、F1公式サイトにて公開されている。
そこで、当サイトでは
(ピットレーン通過時間)-(静止時間)
を計算し、ドライバー達の停止と発進のパフォーマンスを数値化することを試みる。当サイトではこのタイムを「ボックスパフォーマンス」と定義する。
USGPのボックスパフォーマンスは以下の通りとなった。また今回はピットストップが非常に多かったため、下位は割愛した。
表1 ボックスパフォーマンス
上位勢の顔ぶれがややいつもと異なるものになったが、ルクレールは昨年後半戦から時折優れたパフォーマンスを見せてきたため、そこまでサプライズというわけでもない。
角田も3回のストップのうち2回を上位に食い込むタイムで終えており、いつも通りの安定性を発揮している。当サイトがボックスパフォーマンスを導出するようになって以降、一貫して角田はこの分野のトップクラスの1人であり、最後のピットストップはアルボンの前に出られるかギリギリの所ではあったが、アルファタウリチームがボックスパフォーマンスを把握していれば、メカニックたちにとって多少心強かったかもしれない。
Writer: Takumi