バーレーンテストを終え、ラッセルのコメントがFormula 1公式サイトに掲載された。
「パフォーマンスがないんだ。」
ラッセルは語った。
「とても生産的だけど、同時にとても興味深いと思う。明らかに2022年のマシンとタイヤについて学ぶべきことがたくさんある。多くのチームがバウンシング(ポーパシング)の問題に直面しているのは明らかで、実際にそれを克服しようとしている。」
「そうだね、あちこちで跳ね回っていて、快適とは言えないよ。パフォーマンスがあれば快適でなくても気にしないけど、現時点ではパフォーマンスもないんだ。僕らはライバルより一歩遅れていて、来週までに理解するためにやるべき仕事が山積みだ。どんなコンディションでもフェラーリとレッドブルは一歩先を行っているように見えるからね。」
W13はバルセロナからバーレーンに来て劇的に変化した。
「外から見ると劇的に違うように見えるだろうけど、よく言うようにルックスが全てじゃないからね。内部にある車の基礎は同じで、バルセロナで直面した基礎的な問題はまだ同じなんだ。」
「前に言ったように、おそらくバルセロナではバーレーンよりもパフォーマンスを最適化したけど、それでもあと少しを見つけ出すのに苦労している。現状ではレッドブルが信じられないほど強く見えて、フェラーリもしっかりしていそうだ。そして僕らにはやるべき仕事ことがある。」
「彼らが例外だとは思わない。」
「僕らは自分達が望むほどコンペティティブじゃないんだと思うよ。」
「僕はチームの皆が問題を解決できると信じている。ポテンシャルはあるんだ。僕らは単にパフォーマンスを開放する方法を理解する必要がある。」
Source: Formula 1 Official Website
翻訳: Takumi
管理人のコメント
最後の一文が今シーズンの展望を表しているかもしれません。W13の高い性能を引き出す方法をメルセデスが理解した時、どの程度の競争力を発揮するのか?そしてその時ライバルはどれほどポイントを獲っているのか?フェラーリやレッドブルが本当に速いなら、序盤戦でリードを築いておきたいでしょう。
ちなみに、「彼らが例外だと思わない。」は、「彼ら以外にもライバルがいる。」という意味か、「彼らが例外的に速いんじゃなくて、僕らが苦しんでいるんだ。」の意味なのかは若干解釈が難しいですが、文脈的には後者の気がします。