今日のF1ではDHL公式サイトにてピットストップの静止時間が公開されるほか、ピットレーンの通過時間も記録され、F1公式サイトにて公開されている。
そこで、当サイトでは
(ピットレーン通過時間)-(静止時間)
を計算し、ドライバー達の停止と発進のパフォーマンスを数値化することを試みる。当サイトではこのタイムを「ボックスパフォーマンス」と定義する。
カナダGPのボックスパフォーマンスは以下の通りとなった。
表1 ボックスパフォーマンス
※ラッセルはダメージを負った状態での走行
※アロンソはハミルトンの後ろでややブレーキを踏んだ影響あり
デ・フリースがトップタイムをマークした。デ・フリースはオーストラリア、スペインでも速さを見せており、この分野を得意としているようだ。
また、ガスリーのタイムは、序盤の重い状態であることを考慮すれば、かなりのタイムかもしれない。モナコ、スペインに続いて3連続で好パフォーマンスを見せている。こうなると前戦スペインでの飛び抜けたタイムも、計測上の問題ではなく、本当にガスリーが速かった可能性が高まってきそうだ。
また、ペレスについては、昨年の圧倒ぶりは鳴りをひそめているものの、安定して上位のタイムを刻み続けている。それはハミルトンや角田にも言えることで、今回も上位に顔を覗かせてきた。
Writer: Takumi