• 2024/11/21 17:33

2023年カナダGP ボックスパフォーマンス分析

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 今日のF1ではDHL公式サイトにてピットストップの静止時間が公開されるほか、ピットレーンの通過時間も記録され、F1公式サイトにて公開されている。

DHL公式ピットストップ静止時間

F1公式ピットレーンタイム

 そこで、当サイトでは

(ピットレーン通過時間)-(静止時間)

を計算し、ドライバー達の停止と発進のパフォーマンスを数値化することを試みる。当サイトではこのタイムを「ボックスパフォーマンス」と定義する。

 カナダGPのボックスパフォーマンスは以下の通りとなった。

表1 ボックスパフォーマンス

※ラッセルはダメージを負った状態での走行
※アロンソはハミルトンの後ろでややブレーキを踏んだ影響あり

 デ・フリースがトップタイムをマークした。デ・フリースはオーストラリア、スペインでも速さを見せており、この分野を得意としているようだ。

 また、ガスリーのタイムは、序盤の重い状態であることを考慮すれば、かなりのタイムかもしれない。モナコ、スペインに続いて3連続で好パフォーマンスを見せている。こうなると前戦スペインでの飛び抜けたタイムも、計測上の問題ではなく、本当にガスリーが速かった可能性が高まってきそうだ。

 また、ペレスについては、昨年の圧倒ぶりは鳴りをひそめているものの、安定して上位のタイムを刻み続けている。それはハミルトンや角田にも言えることで、今回も上位に顔を覗かせてきた。

過去レースのピットストップ分析はこちらより

Writer: Takumi