• 2024/11/21 17:55

オーストラリアGP ピットストップ分析

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1. ピット作業の速さ

 以下が国際映像に映った範囲での各々の静止時間だ。

表1 ピットストップ

 マクラーレンが揃って素早いピット作業を見せた。その他にもフェラーリやレッドブル、メルセデスといったトップチームがやはり上位に来ている。

2. ボックスパフォーマンス

 今日のF1ではピットストップの静止時間が国際映像で映されるほか、ピットレーンの通過時間も記録され、公式サイトにて公開されている。

 そこで、当サイトでは

(ピットレーン通過時間)-(静止時間)

を計算し、ドライバー達の停止と発進のパフォーマンスを数値化することを試みる。当サイトではこのタイムを「ボックスパフォーマンス」と定義する。

 オーストラリアGPのボックスパフォーマンスは以下の通りとなった。

表2 ボックスパフォーマンス

 開幕2戦で頭ひとつ抜けたパフォーマンスを見せていたペレスだったが、今回も1人異次元の速さだ。3戦連続となれば本物だろう。ここまでの速さがあると、アンダーカットやオーバーカットで際どい勝負になった時に、強力な武器となる。

 一方のフェルスタッペンは、似たようなタイミングでのピットストップで、ペレスから0.5秒遅れてしまっている。少し失敗があったのかもしれない。

 またレース後半になるほど燃料が軽くなるため、ボックスパフォーマンスは上がる。それを考慮すると、アロンソとマグヌッセンのパフォーマンスは今ひとつと言えるだろう。

Analyst: Takumi