オーストリアGPのFP2が行われ、各車がロングランに励んだ。本ページでは、各車のロングランデータから可能な限りの情報を引き出してみよう。尚フューエルエフェクトは0.05[s/lap]とした。
1. 各チームのロングラン比較
まずは各チームの代表的な(基本的に速くて安定した方の)ドライバー同士を比較する。まず図1にソフトタイヤでのロングラン比較を示す
フェルスタッペンのランが短いが、フェラーリよりもタレが少なそうだ。
対するフェラーリはタレが激しく、途中でアルボン、ベッテルやジョウらと互角のペースになっている。中でもジョウはデグラデーションは0.10[s/lap]程度と大きめだが、20周走って崖を迎えていないのは興味深い。
続いてはミディアム勢を見てみよう。
視認性の都合上2分割したが、レッドブルのフェルスタッペンが圧倒的なペースを見せている。フェラーリはルクレールがノリスにもやや劣るほどで、燃料搭載量が同じだとしたらかなりのピンチだが、実際のところがどうかは蓋を開けて見ないと分からないだろう。
下側のグラフと合わせて見れば、2番手チームはマクラーレン、フェラーリ、メルセデス、アルピーヌ、ウィリアムズと超がつくほどの大混戦だ。アルファタウリも走り始めだけ遅れているものの、4周目以降は上記5チームと互角だ。
スプリントレースはこの後日本時間23:30から行われる。
Analyst: Takumi