• 2024/11/24 06:11

【FP2ロングラン分析】

Bytakumi

4月 8, 2022
分析

 オーストラリアGPフリー走行2回目では各車ロングランを行いデータの収集に励んだ。今回はそんな各車のラップタイムを見ていこう。まずミディアムタイヤ勢に関して上位勢を図1に、中団以降を図2に示した。なお、中団トップクラスのアロンソのタイムが安定しており基準としやすいため、両グラフに表示している。

図1 ミディアム勢のロングラン(上位)
図2 ミディアム勢のロングラン(中団)

 今回は赤旗の影響で周回数が少なく、非常に知見を得づらいが、やはりルクレールとフェルスタッペンは接近した力関係になりそうだ。ペレスはそこからやや離され、アロンソが続く形だ。

 ラッセルのタイムはロングラン3周目と5周目を結んでアロンソと良い勝負と見るべきか、1,2,4周目でタイヤを休めてのそのタイムならばアロンソより劣ると見るべきか、微妙なところだ。

 さて、図2に目を向けると、中団トップはやはりアルファロメオとアルピーヌの争いだ。今回はハースがやや遅れており、マクラーレンと同等のように見える。ちなみにマグヌッセンはシューマッハには大きな差をつけており、現状のマシンポテンシャルは引き出していると思われる。

 また図3にアルファタウリとベンチマークのアロンソのペースを示した。

図3 アルファタウリ勢とアロンソのレースペース

 角田はハードタイヤでアロンソからコンマ数秒落ちのペースを見せた。またガスリーのソフトは凄まじいタイムの落ちで全く勝負になっていない。おそらくグレイニングだろう。ソフトスタートの選択肢はなくなりそうだ。

 続いてはアルピーヌ勢だ。

図4 アロンソとオコンのレースペース

 オコンはハードタイヤだが、走り初めはアロンソから0.8秒ほど遅いものの、このままいけば6~7周目あたりには交差しそうだ。15周程度のスティントならばミディアムとハードは同等のペースとなりそうで、レースではハードが優れたレースタイヤになる可能性が何となく伺えるかもしれない。