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ハンガリーGP トップ3チームのラップタイムとクリアエア状況

Bytakumi

8月 1, 2022

 通常「レースペース分析」内にリンクしてある全10チーム分の走行状態だが、今回は便宜上トップ3チームについて、本投稿にてまとめて書き記す。なお、この内容を踏まえてレースを分析的視点で振り返るレースレビューはこの後追って投稿予定だ。

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 本ページでは、クリアエアやダーティエアなど各車の走行状態とともに、各車のレースペースをグラフにまとめた。なお、タイヤについてはソフト=S、ミディアム=M、ハード=H、インター=I、ウェット=Wと表記した。またクリアエア部分は太字で記した。

 またスティント前半でダーティエアでも、途中からクリアエアになっており、かつ前半のダーティエア内でもタイヤを労われていて極端なペースダウンでもない場合、スティント全体をクリアエアのように扱ってよく、当サイトではその状態をオープンエンドクリアエア(OEC)と定義している。

各ドライバーの使用タイヤはこちらのピレリ公式より

Fig.1 レッドブル勢のレースペース

フェルスタッペン
S古-M新-M新の2ストップ。
第1スティントは集団をかき分けてくる展開で、7周目にオコンを交わしてからはクリアエアに。10周目付近ではノリスとハミルトンに追いついてダーティエア。ノリスを交わしてからもハミルトンの後方でダーティエア。
第2スティントはクリアエアで始まり、19,20周目にアルピーヌ勢をあっさり交わし、再びクリアエアに。24周目付近からはサインツとの2.5秒程度の差をキープしており、33周目からペースを上げて一気に詰め寄っている。この時35周目からダーティエアと見て良い距離と言えるだろう。
第3スティントではすぐにルクレールを交わしてクリアエアに。スピンして再びルクレールの後方になるがすぐに交わしてクリアエアに。以降はペースコントロールしている模様だ。

ペレス
S新-M新-M新の2ストップ。
第1スティントは集団をかき分けてくる展開で、9周目にオコンを交わしてからはクリアエアに。
第2スティント序盤は集団に埋もれてしまうが、21周目にシューマッハ交わしてからはクリアエアに。
第3スティントは終始クリアエア

Fig.2 メルセデス勢のレースペース

ハミルトン
M新-M新-S古の2ストップ。
第1スティントはノリスの後方でダーティエアで進むが、12周目に交わしてからはクリアエア
第2スティントも終始クリアエア
第3スティントはクリアエアで始まり、61周目付近にはサインツに追いついてダーティエアに。

ラッセル
S古-M新-M新の2ストップ。
第1スティントはクリアエア
第2スティントはクリアエアで進むが、31周目にルクレールに交わされている。その後すぐクリアエアに。
第3スティントはクリアエアで始まり、47周目付近からルクレールに追いついてダーティエアに。54周目に交わしてクリアエアに。65周目にハミルトンに交わされている。

Fig.3 フェラーリ勢のレースペース

ルクレール
M新-M新-H新-S古の3ストップ。
第1スティントはダーティエアで進み、ラッセルとサインツがいなくなって18周目からクリアエア
第2スティントは序盤はクリアエアで、すぐにラッセルに追いつく。31周目に交わしてクリアエアに。
第3スティントはクリアエアで始まるが、すぐにフェルスタッペンに2度交わされ、46周目からはクリアエア。51周目からはラッセルとバトル関係に。54周目に交わされる。
第4スティントは基本的にクリアエア

サインツ
M新-M新-S古の2ストップ。
第1スティントはラッセルと2秒強の差で走行。クリアエアと見るべきかは難しいところだ。14周目付近にはペースが落ちてきたラッセルに追いついてダーティエアに。
第2スティントは19周目にオコンを交わしてからはクリアエア。22周目にはルクレールが前に戻ってきてダーティエアになるが、すぐに離れてクリアエアに。31周目付近でラッセルに追いついてダーティエアに。35周目にはDRS圏内に入っているが、その後は1秒以上の差に離されてしまっている。ラッセルが入って40周目からクリアエア
第3スティントはクリアエアで進み、60周目付近でラッセルに追いついてダーティエアに。

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Writer: Takumi