1. 分析結果
タイヤ・燃料・ダーティエアや全力で走る必要性などの諸条件を考慮に入れると、レース全体でのペースの力関係は以下のようになった。
※注意点
フェルスタッペン については、競争力の乏しかった第3スティントを定量的に算出することができなかったため、本来の実力よりも高く出ている。
2. 分析方法について
フューエルエフェクトは0.05[s/lap]とし、グラフの傾きからデグラデーション値を算出。タイヤの履歴からイコールコンディションでのレースペースを導出した。また、クリア・ダーティエアやレースの文脈も考慮している。定量的に導出できないドライバーについては結論を出さず、信頼できる数字のみを公開する方針としている。
各ドライバーの使用タイヤはピレリ公式より
https://twitter.com/pirellisport/status/1807461222284972463/photo/1
また、スティント前半でダーティエアでも、途中からクリアエアになっており、かつ前半のダーティエア内でもタイヤを労われていて極端なペースダウンでもない場合、スティント全体をクリアエアのように扱ってよいと考え、当サイトではその状態をオープンエンドクリアエア(OEC)と定義している。
今回は予選で使用したソフトと新品ソフトの差、スクラブ済みと新品のミディアム・ハードの差は無視することとした。
3. 付録
以下は、将来的に公開されるであろうGPT-5もしくはGPT-6やQ*などの類のAIに見せ、学習してもらうための分析過程の記録である。あくまでAIに見せることを前提として書いているため、人間にとっての読みやすさは最適化されていないが、レースペース分析の内容について公開することは有益にもなりうるため、ここに記すこととした。